2012年5月13日日曜日

センチメンタルな気分@Paris

先日、友人と食事をしにパリに行ったときのこと。

このところ、ずっと天気が悪く、
久しぶりの青空。

ルーブルの裏を歩いていて、ふと思った。
「なんだか懐かしいなあ」

ここを歩くのは何年ぶりだろう。
もしかすると、フランス駐在する前に、
出張で来たときに歩いたのが最後かな。
あのときも青空だった。

そのときに比べると、この日は涼しかったのだが、
妙に空気の乾いた感じが、春ではなく、
秋の入り口に近かった。

フランスに来て5年目。
少し仕事も変わりそうで、
駐在の終わりも近づきつつあるからだろうか。

いつもは特に何も感じないのだが、
この日のパリは、
少し寂しさを運んできた。

2012年2月12日日曜日

寒い朝の散歩

寒い日が続く欧州。

フランス中部のオルレアンももちろん寒い。
ロワール川には、上流から氷が流れてくる。

フランス人曰く、ここまで寒い冬も珍しいとのこと。

ある日曜日の朝、思い切って散歩してみた。
身を切るほどの寒さで、顔や手があっという間に痛くなる。

それでも太陽が出ているのは、嬉しい。
気がつけば、日も少しずつ長くなって来ている。
寒さに隠れてはいるけれど、春は意外とすぐそこまで来ているのかもしれない。


2012年2月5日日曜日

「スティーブ・ジョブス」を読んだ

『スティーブ・ジョブス』を読んだ。

まずは一回読み終えた。
おそらく何回も読みなおすことになるのだろう。
それほどまでに内容は濃いと思う。

会社の歴史を物語にした本はこれまで何冊も読んで来たが、
この本ほど、ある意味生々しく書かれたのはないのではないか、と思う。

それはよくも悪くもアップルと言う会社と、スティーブ・ジョブスという個人が
とても密接な関係にあるからだと思う。

アップルの製品にはこれまで興味を持って来たが
会社としてのアップル、経営者としてのスティーブジョブスのことなど
考えもしなかった。

この本を読むと、そのあたりがどうなっているのかが、とてもよく分かるのだが
スティーブジョブスありきのマネージメントで大きくなったアップルが、
この後どうなるのかはとても興味深い。

2011年12月29日木曜日

2011年を振り返って

2011年もいよいよ終わり。
年の瀬だなあ、なんて思ってた頃に
Google Zeitgeist 2011を観た。

これは、Googleがまとめた2011年のreviewなのだが、
これがとても良くできている。

2011年、振り返ってみると、
まず、1月にチュニジアでジャスミン革命が起きたのだが、
2009年に訪れたあの場所で、まさかこんなことが起きようとは。

カルタゴの近郊で見た、大統領の別荘は、
確かに大きくて、権力の象徴だったのだが、
それも今は破壊されただろうか。

3月の大震災の時は、たまたま日本に戻っていた。
テレビで刻一刻と流れる映像は衝撃的だったし、
翌々日の13日の飛行機で日本を離れたのだが、
余震が続く成田空港が、見たこともない混雑ぶりだったことは
いまだによく覚えている。

夏頃から、ユーロの通貨危機が現実味を
帯びてきて、あっというまにユーロ安に。
11月にフランクフルトで見た、
ECBの前の泊まり込みデモは、
なんだか悲しかった。

4月にはギリシャに行っていたのだが、
あの裏側にはこんな危機が潜んでいたのか。

夏にはタイで洪水があり、
昔一緒に仕事をした会社や、
一緒に仕事をした仲間のことが気になって仕方がなかった。

10月にはスティーブジョブスが亡くなった。
この冬にはiPadを使い始めた。
iPhoneには正直あまり凄さを感じなかったのだが、
iPadの持つ可能性には驚かされた。

久しぶりにAppleって、すごいなあと思ったのだが、
その時すでにスティーブジョブスは亡くなっていた。

訃報では、2月のGary Mooreには驚いた。
学生時代、少しギターをやっていたけど、
僕は彼の「泣きのギター」が大好きだった。

何も起きない年などはないのだが、
自分自身も、
フランスでの4年目ということで、
少し物の見方を変えるようにしたこともあって、
振り返ってみると、今年は特別な年だったと思う。

そして、冒頭のGoogleの動画を観て、
人間の持つエネルギー、可能性に心を動かされた。

2012年、どんな年になるのだろうか。
あと少しで始まりです。

2011年12月5日月曜日

映画「Public Enemies」を観た

怒濤の映画紹介になってきました。
でも、しかたありません。
実際怒濤のように観たのですから。

ジョニーデップ主演のこの映画、
舞台は大恐慌時代のアメリカ。
銀行を次々に襲うギャング、ジョン・デリンジャーの実話を題材にしています。

彼はFBIからはPublic Enemiesと称されながらも、
金を溜め込んでいる銀行に反発心を持っている大衆からは支持されます。

そんな彼とFBIの戦いを描いたこの映画、
確かにジョニーデップはかっこいいし、
舞台の設定も悪くないのだが、
なにか物足りない。

コメディと違う、シリアスな題材だから、
なにか心に残るものが必要だとは思うのだが、
それが見当たらなかった。

こういう題材って映画にするの、
難しいのかな。

映画「ハングオーバー2」を観た

10月の一時帰国の機内で、
1に引き続き2も観た。

基本的な設定や、話の展開は1と同じ。
ただ舞台はタイ。

1同様に、記憶をなくした男3人組が、
何が昨晩起きたかを探っていくミステリーパロディ。
今回は前回(1)の反省を踏まえて、
結婚式会場の外のビーチで、
軽くビールで乾杯、のはずだったのですが。

本当、くだらないけど、結構笑っちゃいます。
お酒はほどほどにしないとね。。。

映画「ハングオーバー」を観た

この映画も10月の一時帰国の機内で観た一本。

舞台はアメリカ。
3人組の男友達の一人が結婚するということで、
バチェラーパーティーということで
ラスベガスで盛り上がろう!

ホテルにチェックインして、さあ、夜のべガスへ。。。
で、ふと気づくと、翌朝、ホテルの部屋で目覚めるわけですよ。

昨晩の記憶は全くない。
おまけに部屋はめちゃくちゃ。
知らない赤ん坊はいるし、バスルームには虎がいる。
そして新郎となる友人は行方不明。

いったい昨晩、何があったんだ。。。
ふらふらしながら、外に出て、そこから昨晩の出来事を
ミステリーのように謎解きをしながら、解明していくという話。

たった一晩で、そんなことがあったのか!
と叫びたくなるほどのハチャメチャぶりが、
徐々に解き明かされ、最後のエンドロールで
種明かしです。

くだらない映画かもしれませんが、
テンポもよく、皆が寝静まった機内で、
笑いをこらえるのが大変でした。