小川糸の「食堂かたつむり」を読んだ。
恋人と同時に声を失った女性が、自分の田舎で食堂を開き、
自分の母親や村の人達とのふれあいを題材にした本。
僕自身も今年は昨年と比較して
料理をしているほうなので、料理をつくるシーンがあったり
料理が好きな人の料理に対する考え方が書かれていたりすると
それだけで本に惹き込まれた。
話の展開は比較的のんびりしているものの
それなりに物語を大きく変えるような出来事もあり
特に後半は一気に読み切ってしまうような面白さがあります。
家族との関係や親子愛で苦しむ人たち、
いろいろな事情を背負った人たち、が世の中にいるなかで、
愛情を込めた料理というのが癒しになると同時に
とても大切なもののように思います。
ファーストフードや画一的なレストランが増えている中ですが
決して失ってはならない考え方ですね。
食べるのや料理が好きな人にはお勧めの本です。
個人的には台所を充実させたくなりました(笑)。
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