2011年2月9日水曜日
野沢尚の「リミット」を読んだ
もう、1年くらい前の話ですが
野沢尚の「リミット」を読んだ。
ジャンルとしてはミステリーでいいのかな。
連続幼児誘拐事件を担当する婦人警官が、
ある理由により、
自分の息子を誘拐されてしまう。
身代金を要求するなど、
子供はお金になる、と考える犯行一味と
子供はお金などには変えられない、と考える母親。
複雑な事件の背景を通して見えてくるのが
「母性愛」、「母の強さ」というもの。
ちょっと後半は現実離れな展開かなとも思うのだが、
子供に対する母親の愛情は、
現実にはこれほど強いものなのかもしれない。
事件の背景はショッキングだし、
現実にこのようなことがあるのかと思うと
ぞっとするが、
一気に読める小説だと思います。
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野沢尚の「リミット」を読んだ。
ジャンルとしてはミステリーでいいのかな。
連続幼児誘拐事件を担当する婦人警官が、
ある理由により、
自分の息子を誘拐されてしまう。
身代金を要求するなど、
子供はお金になる、と考える犯行一味と
子供はお金などには変えられない、と考える母親。
複雑な事件の背景を通して見えてくるのが
「母性愛」、「母の強さ」というもの。
ちょっと後半は現実離れな展開かなとも思うのだが、
子供に対する母親の愛情は、
現実にはこれほど強いものなのかもしれない。
事件の背景はショッキングだし、
現実にこのようなことがあるのかと思うと
ぞっとするが、
一気に読める小説だと思います。
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2011年2月4日金曜日
パスポート更新にて思うこと
パスポートの有効期限が来月に迫っていたので
大使館で更新した。
大使館で更新した。
2001年3月から10年間、
このパスポートには本当にお世話になった。
押されたスタンプは130を越え、
日本の出国回数は28回だった。
そして1面に貼られる、中国やフランスのビザ。
シェンゲン加盟国間の移動では、
パスポートのチェックがないから
それを加えると、かなりの国に行ったことになる。
悲しいことに、ある国に行ったからといって
その国のことをすぐに理解することはできない。
逆に自分が母国、日本のことを理解してないことに
気づかせられる。
個人の人生におけるプライオリティ、
宗教感、
気候、風土、社会。
それぞれの国、国民がそれぞれの
歴史の上で作り上げてきたもの、
それは、ちょっとその国にいたからといって
簡単にはわかるものではない。
じゃあこの経験は無意味かと言うと
そうでもない。
分からなくても、なんとか分かろうと
もがくなかで、得るものもあるだろう。
ただ自分にしてみれば、
それは新たに加わる、身に付くものではなくて、
何かを削ること。
それまで、自分には必要だとか
これは持っているのが当たり前だろう、
という価値観が、実はそうはないことが
異国の地で過ごすことで分かり、
それを捨てるという感じ。
きれいに言うと「洗練」なのだが
一歩間違えると、ただの「外国かぶれ」かも。
Voidと抜かれたパスポートを見返しながら
そんなことを考えていた。
あと、忘れてはならないのは
それぞれの地で出会った人たち。
この人たちの存在を無くしては
今の自分はない。
そんないろいろなものを僕に授けてくれた
パスポート。
10年の日記みたいなものですね。
更新したばっかりの
まだまっさらなパスポート。
10年後にはどんな日記が
そこには残されているのだろうか。
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2011年2月2日水曜日
小川糸の「食堂かたつむり」を読んだ。
小川糸の「食堂かたつむり」を読んだ。
恋人と同時に声を失った女性が、自分の田舎で食堂を開き、
自分の母親や村の人達とのふれあいを題材にした本。
僕自身も今年は昨年と比較して
料理をしているほうなので、料理をつくるシーンがあったり
料理が好きな人の料理に対する考え方が書かれていたりすると
それだけで本に惹き込まれた。
話の展開は比較的のんびりしているものの
それなりに物語を大きく変えるような出来事もあり
特に後半は一気に読み切ってしまうような面白さがあります。
家族との関係や親子愛で苦しむ人たち、
いろいろな事情を背負った人たち、が世の中にいるなかで、
愛情を込めた料理というのが癒しになると同時に
とても大切なもののように思います。
ファーストフードや画一的なレストランが増えている中ですが
決して失ってはならない考え方ですね。
食べるのや料理が好きな人にはお勧めの本です。
個人的には台所を充実させたくなりました(笑)。
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恋人と同時に声を失った女性が、自分の田舎で食堂を開き、
自分の母親や村の人達とのふれあいを題材にした本。
僕自身も今年は昨年と比較して
料理をしているほうなので、料理をつくるシーンがあったり
料理が好きな人の料理に対する考え方が書かれていたりすると
それだけで本に惹き込まれた。
話の展開は比較的のんびりしているものの
それなりに物語を大きく変えるような出来事もあり
特に後半は一気に読み切ってしまうような面白さがあります。
家族との関係や親子愛で苦しむ人たち、
いろいろな事情を背負った人たち、が世の中にいるなかで、
愛情を込めた料理というのが癒しになると同時に
とても大切なもののように思います。
ファーストフードや画一的なレストランが増えている中ですが
決して失ってはならない考え方ですね。
食べるのや料理が好きな人にはお勧めの本です。
個人的には台所を充実させたくなりました(笑)。
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