2011年6月22日水曜日

セーヌ河のディナークルーズ

セーヌ河のディナークルーズに行ってきました。

日中のクルーズは数回経験があったけど、
食事付き、かつ夜のクルーズは初ということで
行く前から楽しみだった。

ただ最後まで悩んだのが服装。
案内には「フォーマルな格好で」とあるし、
実際に口コミとかを見ると、
「回りは皆きちんとしていたので、フォーマルでよかった」
なんて声が割とたくさん。

フランス人がフォーマルな格好を
するのって本当に稀だし、
一ツ星のレストランでも、あまり見ないという自分の経験から、
(二ツ星以上のレストランははいったことないので不明)
79ユーロということで、ちょっときれい目な格好でいきました。
(チノパンとシャツです)

実際、他の人はというと、
確かにフォーマルな人もいるが、
約半分はくだけた格好の人という感じ。
きれい目な格好をしているのは観光客かな。

なかには虎の着ぐるみを来ている人もいた。
夜のコースは2回転し、
最初の出港が18時半で、次が21時。
夏は日が長いので、後半がおすすめだが、
はじめのクルーズが終わってからなので、
出港が遅れることもある。
(実際僕たちもそうだった)

乗ってからはすぐに注文をとられ、
後は外をみながら料理を食べる。
さらにおしゃべりもしてると、
ちょっとせわしない感もあるのだが。。。

でも料理はそこそこ美味しかったし、
なによりも景色がよい。
大きな窓の外をゆっくりと流れていく、
ルーブル美術館、ノートルダム大聖堂、様々な橋。

特にエッフェル塔は圧巻。


あっという間の2時間です。
また行ってもいいかな。

2011年6月5日日曜日

道尾秀介の「ソロモンの犬」を読んだ。

道尾秀介の「ソロモンの犬」を読んだ。
重くはないミステリー小説。

主人公はメッセンジャーのバイトをしている
大学生の秋内静。

彼の大学の他の3人を含めた4人と
ある子供の事故をめぐって人間関係が交差する小説です。

冒頭、ある喫茶店で繰り広げられる4人の会話はどこかぎくしゃくしている。

そしてその理由が明らかにならないまま
舞台は少し前にさかのぼる。
そこでは4名は非常に仲がよい。

いったい彼ら4人の間に何が起きたのか。
それを主人公である秋内静の視点で追う。

設定としては面白いし、
彼らの間の人間関係も面白い。
大学生なので、甘酸っぱい青春のような恋愛もある。

事件の謎が解き明かされていく過程も
なかなか面白いのだが、
いかんせん、肝心の核心の部分が
「えっ、そういうことなの?」
と、思ったのが正直な感じ。

もうすこし何か複雑なものを期待/想像していたので
この点は非常に残念。

直木賞受賞作家っていうから期待してたんだけどな。

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